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笹幸恵
2022.1.9 23:23日々の出来事

アンネを屋根裏にかくまう側になれるか?

昨日のオドレらのLIVEは、いち観客として
参加させていただきました。
熱気があって、それを間近で見るのも
ものすごく新鮮だった。

議論で印象的だったのは、常識とは何か、
新自由主義下での自己責任論、
またそれに伴う、権力側の「お願い」で
あるがゆえの訴訟の難しさ。
とりわけ小林先生がホロコーストについて
言及されたことが刺さった。

アンネを屋根裏にかくまう側になるのか、
ユダヤ人がいるぞとチクる側になるのか?

もっと言えば、大多数の日本人は、
チクらないまでも、連行されていくユダヤ人を
黙って、他人事のように見て見ぬふりをして、
あるいは気づかないふりをしてやり過ごすのではないか?
つねにこのことを自問していないと、私自身もまた、
たやすく空気に流されてしまいそうだ。

ただ、昨日参加された方々は、
とにかくこの空気に黙って流されたくない、
そんな人が多いように見受けられました。
ずっと前のめりで頷きながら聴いている人も。
まだまだ日本も捨てたもんじゃないな~。

ともかく参加者の熱気がすごかった。
物販もすごく混んでいた。
くらたまさんのリズミカルな切り返しや
場の回しがとても上手で、こちらも印象的でした。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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